副院長 久保田 聡
令和5年3月25日に平塚医師会・神奈川県医師会共催 市民講座 「もっと知ろう!ロコモティブシンドローム」が開催され、「ロコモに対する運動の重要性」というテーマで講演させて頂きました。講演後、ロコモティブシンドローム(ロコモ)の予防に対する具体的な運動の仕方についてご質問を頂き、ロコモへの関心が非常に高いことが伺えました。
ロコモとは骨や筋肉、関節などの運動器の障害によって、立ったり歩いたりするための移動機能が低下した状態を指します。要支援・要介護になった原因の中で、運動器の障害が最も多い割合を占めているため、ロコモについて関心を持つことは重要です。
ロコモかどうかセルフチェックするために、[ロコチェック]という問診事項があります。
(1) 片足立ちでくつしたがはけない
(2) 家の中でつまづいたり、すべったりする
(3) 階段を上がるのに手すりが必要である
(4) 家の屋や重い仕事(掃除機の使用、ふとんのあげおろしなど) が困難である
(5) 2㎏程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
(6) 15分くらい続けて歩くことができない
(7) 横断歩道を青信号で渡り切らない
7つの質問項目のうち、1つでも当てはまれば、運動器が衰えているサイン。ロコモの心配がある為、注意が必要です。
ロコモの認知度は令和2年度で43.8%であり、メタボの認知度(96.1%)と比べてまだまだ低いのが現状です。いつまでも心身ともに元気でいるために、ロコモについてもっと知りましょう!
令和5年5月
目的:認知症予防
パート1 ①→② 10回/パート2 ①→② 10回
間違えても構わないので、楽しみながら行いましょう!!
パート1
前に出す方 パー
胸の方 グー
パート2
前に出す方 グー
胸の方 パー
(作業療法士 笹部 泰晴)
脳トレは単に「認知症を予防する」だけではありません。集中力や記憶力も鍛えられます。
また、コミュニケーションが活発になり、ストレス発散にもつながります。
座ったままでも簡単に出来る体操
①指折り(ペースを変えたり、好きな歌に合わせてもいいです。)
②指先回し(薬指は難しいですが楽しんで!)
③足踏み(立って行う場合は安全に出来る場所で)
●記憶力アップには、
→早口言葉の音読・ことわざや歴史上の人物をあてるクイズなど
●計算力アップには、
→計算問題全般(そろばんを使ったお金の計算・時計の計算など)
●注意力アップには、
→間違い探し・迷路・仲間外れ探しなど
●思考量アップには、
→四字熟語・文字の並び替えなど
●判断力アップには、
→点や線で正しいもの同士を結びつける問題・すごろくなど
『楽しみながら』 『継続して』 『いろいろな種類に』取り組むことが大切です。
興味のあるものから始めてみませんか?
介護福祉士 大澤 彩