当施設でも病院との連携を密にしたリハビリテーションを行っておりますが、大腿骨頚部骨折の場合は、地域連携パスにより急性期・回復期病院を退院し在宅に戻られる方が多いと思います。
しかし自宅では十分なリハビリテーションができず、当通所リハビリテーションを利用することにより、運動機能の向上と介護度の軽減に繋がった例が散見されます*。
*第13回平塚市医師会地域リハビリテーション講演会にて発表
理事長 久保田 亘
筋力をつけ転倒しない体を作ることはもちろん大切ですが、まず初めに住まいを見直してみましょう。
転倒場所として最も多いのが家屋内で、特に居間や寝室での転倒が多くみられます。
環境の整備をするだけで転倒のリスクはグンと低くなります。簡単に出来ることから実行してみましょう!
(理学療法士 岡見麻美子)
家電のコードや衣類は導線に置かない
2. 1~2㎝の段差でつまずきやすい絨毯やマット等の敷物はめくれないように固定する
3. 視界をハッキリとさせる部屋の照明を明るくする・足元に照明をつける・段差に目印のテープを貼る
急激な温度変化が身体に及ぼす影響のことです。
寒い時期に暖かい部屋から寒いところへ行くとゾクッとすることがあります。
この時身体の中では体温を一定に保つため血管の急激な収縮が起こり血圧が上昇します。
また、寒い部屋から急に熱いお湯に入ると、逆に血管が拡張して血圧が急激に下がり、浴槽内で溺れたりする危険性が高まります。
日常生活で心臓に思った以上の負担をかけているのです。
(介護福祉士 小野亜矢)
ヒートショックの特徴
・冬場に多く発生する
・重症化する傾向がある
・65歳以上の発生が多い
入浴時に気をつけること
・脱衣所・風呂場を暖かくしておく
・急に熱い湯に入らない
「開いてトントン」「手だけ足だけ」と 皆で声を掛け合いながら行うと、自然に笑顔がこぼれ身体もポカポカに温まります。 お正月休みで少し重たくなった身体をこの体操で軽やかに、そして転びにくい身体作りを目指しましょう!!
(リハビリ助手 須藤清美)