当院は平成元年に整形外科医院として開設され、診療に対して「地域に医療情報を提供し内容の理解を図る」「病診連携を重視し医院の機能を確立する」「進歩・変革する医療に対しスタッフと共に努力研鑽する」という理念の下に地域医療に携わってまいりました。
また介護保険制度の導入により医療と介護の連携が不可欠であると考え、リハビリテーションに特化し、高齢者の運動機能や生活の質の維持を目的とした「やました通所リハビリテーション」を併設し現在に至っております。
1)久保田亘ほか.クリニック併設通所リハビリテーションの地域における位置づけ-介護予防を中心として-.日臨整誌.2014;投稿中
理事長 久保田 亘
近年の研究によれば、膝の軟骨細胞は年齢に関係なく再生し、その軟骨細胞の再生に最も欠かせないものは「酸素」です。
この酸素は、血液が運んで来てくれますので、膝の血行を良くすることが重要となります。
膝が痛いため膝を動かさないと、血行が悪くなり、軟骨細胞の再生を妨げることになります。
5月からの集団体操では、セラバンドやボールを利用した股関節・膝関節周囲筋の等尺性収縮(関節を動かさないで筋収縮を行う方法)など酸素を筋肉に取り込む運動がたくさん盛り込まれています。
無理なく頑張ってください!!
ストレッチの際注意する点
・反動をつけずにゆっくりおこなう
・痛みを我慢せず痛みの出ない範囲で行う
痛みが強い方は、入浴時に行うと
膝も温まり、また浮力により痛みが軽減します。
適度に体を動かし
痛みのない快適な生活を送りましょう!
Q1:膝の水を抜くと癖になる? A:関節液は膝関節の滑膜に炎症が起こった場合に溜まりますが、炎症が治まれば溜まらなくなります。関節液が多量に溜まると、膝の曲げ伸ばしの際に圧迫されるような痛みや膝周囲の重だるさが出現するので、それらの症状が出た場合は水を抜いたほうが良いでしょう。
Q2:温める、冷やす、どちらが良い? A:打撲や捻挫、骨折等の外傷による痛みは冷やすことで熱感や腫れを抑え炎症の拡大を抑えます。膝痛等の慢性的な痛みに対しては、血行を促進させ、筋肉を柔らかくして痛みを軽減させるに温めた方
(看護師 桂野眞紀)