レントゲンでは所見が見られなくても、MRIで骨髄(骨の内部)に生じる異常信号像を骨挫傷と言います。MRIのT1像で低信号(黒く)、STIR像で高信号(白く)を呈しまず。これは骨髄の浮腫や小出血、レントゲンでは分からないような微小な骨折などを反映しているとされています。
そのためMRI検査が非常に有用となり、レントゲンでは分からなかった異常所見がMRIで確認できる場合があります。
矢印が異常信号像です。レントゲンでは特に異常所見は認めませんが、MRIでは異常所見を確認できます。
上記の理由で、レントゲンで所見を認めなくとも、症状が持続する場合はMRIを施行することもあります。