神奈川県平塚市の整形外科〜医療法人社団 久保田整形外科医院〜
やましたリハ通信

やましたリハ通信 第19号

2018年5月

診療報酬・介護報酬同時改定に際して

理事長 久保田 亘

平成30年4月に診療報酬と介護報酬が同時に改定されました。その基本方針として
(1) どこに住んでいても適切な医療・介護を安心して受けられる社会の実現を目指す地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化、連携の推進
(2) 新しいニーズにも対応でき、安心・安全で納得できる質の高い医療の実現・充実
(3) 医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進
(4) 効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上が挙げられています。

医療と介護の役割分担と切れ目のない連携を着実に進めることがさらに重要となっていますが、その一環としてリハビリテーションについても医療から介護へのスムーズな移行が求められています。大腿骨頚部骨折や脳血管障害による麻痺、パーキンソン病等によるADL障害で退院後もさらにリハビリテーションが必要な場合、PT・OTが担当し医療と同様に介護保険でリハビリテーションを継続することができますのでケアプラン作成に際し参考にして頂きたいと思います。しかし、「リハビリテーション会議」等を通してより各利用者の方のニーズに即した生活のリハビリテーションの実施を心がけてまいりましたが、今回の改定でテレビ会議等が推奨され医師の関与が見直されました。現状では実施が難しいため今後、会議の開催は致しませんが、引き続きPT・OTによる訪問指導や担当者会議、さらに月1回のカンファレンスを実施し、今後も利用される方の運動機能の維持・向上に努めていきたいと考えております。どうぞよろしくお願い致します。

平成30年5月


トレーニングマシン訓練の紹介

当施設では転倒予防を目的にトレーニングマシンによるバランス訓練・筋力増強訓練を実施しています。今回は『レッグプレス』について紹介します。

日常生活に必要な、立ち上がる・座る・しゃがむ・歩く等に必要な筋肉を強化します。ご自分の目標を設定し、筋力の維持・向上を図るため3か月に1回筋力を測定し負荷の調整を行います。数値でわかるため、ご自身の意欲向上に繋がっています。

Kさん (80歳 男性) 要介護1 脳梗塞 週に2回利用

  • 2013年 9月より リハビリを開始
  • 2014年 1月 マシン利用開始 筋力82
  • 2018年 4月 マシン筋力測定 筋力120
  • 筋力の25%で20回を筋肉を意識しながらゆっくり約10分間行う。

利用者さんのリハビリコーナー

*リハビリの継続で改善された方を紹介します*

Aさん 80歳女性 頸椎後縦靭帯骨化症 要介護4
H29.12月より週1回利用

《開始時》

[ 右上肢神経障害 ]
麻痺が生じており右上肢痛あり
[ ピンチ力(つまみ動作) ]
可能だが実用的ではない
生活上の補助機能はできない

リハビリ内容
  • OTによる個別訓練の実施
  • 肩関節可動域訓練
  • 上肢筋力訓練 腹筋運動
  • 起き上がり練習
  • 手指巧緻訓練(ペグ)
《4か月後評価時》

[ 右上肢神経障害 ]
右上肢痛軽減
[ ピンチ力(つまみ動作) ]
①衣類着脱時に前見頃を整えることが可能
②洗濯物を畳む際に摘まむことが可能


やました通所リハビリテーション
発行
久保田整形外科医院
発行責任者
施設長 久保田千栄子
発行日
2018年5月
神奈川県平塚市山下458
医院:0463-35-2611 通所:0463-37-5786
バックナンバー
やましたリハ通信 第19号
診療報酬・介護報酬同時改定に際して
やましたリハ通信 第18号
「ストップ・ザ・ロコモ」を目指して
やましたリハ通信 第16号
通所リハビリテーションの意義
やましたリハ通信 第15号
「やましたリハ通信」の評価を頂いて
やましたリハ通信 第14号
医学会(北海道)に参加して
やましたリハ通信 第13号
「利用者評価」の実施結果を踏まえて
やましたリハ通信 第12号
多職種の連携を図るために
やましたリハ通信 第11号
健康寿命を延ばしましょう!
やましたリハ通信 第10号
地域包括ケアシステムの実現に向けて
やましたリハ通信 第9号
地域リハビリテーションの充実のために
やましたリハ通信 第8号
東日本大震災から3年
やましたリハ通信 第5号
防災意識を高めましょう!
やましたリハ通信 第4号
運動の習慣を持ちましょう!
やましたリハ通信 第3号
年頭に当たって
やましたリハ通信 創刊号
やましたリハ通信創刊に寄せて