やましたリハ通信 第18号
「ストップ・ザ・ロコモ」を目指して
第2次健康日本21」では、健康寿命延伸のため2024年までにロコモティブシドローム認知度を80%にアップさせる目標が設定されています。
昨年、当通所リハビリテーションを利用されている方の運動機能がどの程度改善できているかを検証するために、新たに利用を開始された16名の方についてロコモ評価法を用いて検討致しました(第17回地域リハビリテーション講演会にて発表)。ロコモティブシンドロームとは移動歩行能力の低下した状態であり、その評価する方法として「ロコモ25」「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」の3つがあり、いずれか1つにあてはまれば該当します。今回、我々の調査では3か月の運動療法ではすべての評価についてではなかったものの、下肢筋力・バランス能力・柔軟性などを含めた歩行能力を調べる2ステップテストで有意な改善がみられました。したがって当通所リハビリテーションでの運動療法はロコモティブシンドロームの改善に有効であると考えられます。
さて平成30年度の医療・介護報酬同時改定では、介護報酬0.54%アップと決定されました。3年前はマイナス改定でしたので僅かでも介護事業者の経営事情が考慮された結果だと考えます。その中でリハビリテーションの効果に対してはインセンティブを与える内容になっているようで、当通所リハビリテーションにとっては評価できる内容であると考えています。今後、リハビリテーションを通して移動歩行能力のさらなる改善を目指してまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。
平成30年1月
昨年秋よりスタートした短時間通所リハビリテーション(1時間以上2時間未満)を紹介します
個別運動療法・自主運動に重点をおき生活機能の改善を図ります
PT・OTによる個別リハビリテーション(30~40分)
下肢ストレッチ(股関節周囲筋・大腿部後面・下腿ストレッチ)
股関節回し(臥位・座位):大腰筋を優位に使えるように誘導し、股関節の認識力の変化を狙っていく。
屋外歩行(院内駐車場3周程度+階段昇降練習)
足回し(足内踝直下を親指で押さえながら、回す):重心コントロールの改善を目的にウナ荷重の練習。
腰 リラクゼーション
肩 カフエクササイズ
自主トレーニング(15分)
集団体操(15分)
個別運動療法を中心としたリハビリテーションを希望される方にお勧めします。
やました通所リハビリテーションにおける看護師の役割
新規利用の方のアセスメント調査を実施します。
既往歴・現病歴の把握(かかりつけ医の受診状況、服薬状況の確認)
痛み・ADLについて「ロコモ25」を用いて運動機能評価を行います。
内科的な事柄・疼痛など現在気になる症状について、及び日常生活においての注意点等をアドバイスしています。
リハビリテーションを安全に行うために、医療と介護が皆様の情報を共有し連携を図っています。